【ザ・ノンフィクション その②】講談社マンガ編集者によるアプリ開発物語「Twitter運営」編

 

みなさん、こんにちは。

ヤングマガジン編集部のムラマツです。

 

 

青年4誌が集う圧倒的マンガアプリ+悪魔的WEB

「コミックDAYS」の企画・開発の過程をなるべく赤裸々に綴ろう、

というこの記事も、はや2回目。

 

 

ヤンマガの文化遺産・井沢マスクは

一度かぶるだけで顔面がめちゃくちゃ痒くなるので、

トップの写真は今後使い回していきたいと思います。

押忍!

 

 

「コミックDAYS」企画前夜〜2014年・2015年

 

出版社にとってマンガアプリ元年となる2014年。

その頃、ヤングマガジン編集部の片隅では

私と若手たちによる熱い議論が交わされていました。

 

 

ムラマツ「部員への仕事の依頼は手書きより、全体メールを使った方が楽だよ」

ヤンマガ若手「でも、手書きの方が温かみが・・」

ムラマツ「大丈夫!メールにもあるよ。温かみは!」

ヤンマガ若手手書きがヤンマガの伝統なんスけど・・」

ムラマツ「大丈夫。全体メールを新しい伝統にしよう!」

 

 

 

押し問答の末、

「全ての仕事の依頼を手書きで行う」

ことを美学としていた

若手の業務効率化に成功した私。

 

 

さらに全体メールの使用だけでなく、

一足飛びにDropboxをデータ入稿に導入するなど

様々なWEBツールの導入により、

異動から半年でヤンマガ編集部のCTO的立ち位置を築きました。

 

 

この頃から

「電子書籍化契約書」の

回収状況を

確認する役を拝命するなど、

「電子やWEBのことは、

なんとなくムラマツ」

というムードが部内に流れ始めました。

 

 

その流れに乗って

公式Twitterの運営も任されました。

 

 

それまでのヤンマガ編集部の公式Twitterは

編集部イチ顔が怖いT屋先輩が担当していました。

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(出典:「ヤングマガジン サード」創刊号) 

 

 

 

 

 

「夜の首都高とヤンマガは似合うのぉ〜」

というコメントと共に

T屋先輩の愛車のダッシュボードに置かれた

ヤンマガ最新号の写真をUPしたり・・・・・

 

 

 

 

 

「やっぱり夕焼けの海とヤンマガは似合うのぉ〜」

というコメントと共に

海岸とヤンマガ最新号の写真をUPしたり・・・・・

 

 

 

 

「毎週、ヤンマガ最新号の表紙と

似合うものを延々とツイートする」

という独自すぎる路線を貫いてました。

 

ちょっと当時のツイートを発掘してみました↓

 

 

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台風一過とヤンマガ

 

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ラーメンと合うヤンマガ

 

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信長とヤンマガ(出張先でツイート)

 

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食べ物シリーズ。今度はナポリタン。

 

 

 

この独自路線を引き継ぐことは不可能と判断し、

割と普通の編集部アカウントっぽい運用にした結果、

フォロワーは伸びました。

(私はT屋先輩のTwitterの大ファンでした!)

 

 

 

こうしてSNS担当も任され

「やはり、

電子やWEBのことは、

なんとなくムラマツ」

というムードが強化されて行ったのでした。

 

 

 

こうしている間に、

小学館では「マンガワン」が

集英社では「ジャンプ+」がローンチされていました。

 

 

 

「コミックDAYS」の企画をする2年前の出来事でした。

 

 

続く。

comic-days.com