効率的に恋愛が出来るようにギャルゲーの選択肢を出現させられるデバイスを作った

無駄づくりの天才・藤原氏がゼロから恋愛するのがどちゃくそ面倒なので、ギャルゲー的に会話が進められるデバイスを作りました。

無駄なものを作っている藤原麻里菜です。皆さん、恋愛していますか? へーそうですか。そんなことより、私の話を聞いてください。

 

先日、ラブコメ漫画の王道『BOYS BE…』を読み返しました。甘酸っぱい恋愛模様に、心を持ってかれてしまい、私もピュアな気持ちを忘れずに恋をしちゃうぞ! と、意を決したところです。

 

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(『BOYS BE…next season』1巻P28) 

 

ただ、恋愛ってどちゃくそに面倒ですよね。「なんで私の気持ちを分かってくれないの……」ということが多々あります。オシャレなレストランに行きたいのに汚い中華料理に連れて行かれたり(美味かったけど)、クリスマスプレゼントはアクセサリーが欲しかったのにLEGOをプレゼントされたり(めちゃくちゃ遊んだけど)……。

 

 恋愛シミュレーションゲーム(いわゆるギャルゲー)では選択肢が出て、女の子の好みっぽいものを選択して物語を進めて行く仕組みがあります。

 

そこで私は思いました。「ギャルゲーの選択肢」という画期的な発明があるのに、なぜまだ人間たちはゼロから恋愛をしようとしているのでしょうか。正解だらけの選択肢を表示するデバイスを作れば、恋愛がとても効率良くできるのではないでしょうか。私の技術を全て使い、恋愛にイノベーションを起こしたいと思います。

 

 

「ギャルゲーの選択肢」を作る

 

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それでは、早速作って行きます。選択肢を出す部分は、7インチの液晶パネルを使用し、アクリル板をギャルゲー風に加工する計画です。

 

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液晶パネル部分は技術的なことをあんまり考えたくないので後回しにして、アクリルをレーザーカッターで切っていきます。よく分からないことは積極的に後回しにしていきましょう。

 

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デカイ機械が2つ続いて申し訳ありませんが、続いてはUVプリンターでアクリル板に模様をプリントしていきます。

 

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プリントが完了したものがこちらです。我ながらギャルゲーっぽさを出せたかなと思います。制作の大半をギャルゲーっぽさの研究に費やした甲斐がありました。集大成です。

 

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続いては、後回しにしていた液晶部分をやっていきます。7インチの液晶パネルにiPhone画面を写しだすことにしました。選択肢は「Googleスライド」というiPhoneアプリを使って制作します。パワーポイントのGoogle版みたいなやつで、簡単に文字を外部モニターに写すことができるのです。Googleありがとね。

 

 

「ギャルゲーの選択肢デバイス」完成!

 

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完成しました。ギャルゲーの選択肢を出現できるデバイスです。後ろにベルトを通したので、簡単に装着することができます。

 

ファンシーなデジタルフォトフレームにしか見えませんが、きっと実際に装着したらギャルゲーになるはずです。

 

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テレタビーズになりました。テレタビーズは可愛いので別に良いとして、実際に使っていきましょう。

 

 

「ギャルゲーの選択肢デバイス」を使ってみる

 

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それでは、「ギャルゲーの選択肢デバイス」を使ってみましょう。と言っても、知り合いにかたっぱしから「ちょっと制作したやつを試したいんだけど」とLINEを送ったら全員に既読無視されたので、一人でやります。

 

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「ご飯何食べる?」と聞かれたら、どう答えますか? 純粋に自分の食べたいものを答えたり、相手が食べたそうなものを推し量って答えたりしますよね。……じゃあ、私が今何を食べたいか当てられますか? 部屋の秩序が乱れていることは置いておいて、色々考えてみてください。正解は……。

 

 

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正解だらけの選択肢は、この3つです。「イタリアンに行こう」なんて言っていたら、好感度が下がっていたところです。私からの好感度が下がったら、とんでもない悪口を言われるので危なかったですね。

 

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クリスマスが近くなってくると、プレゼントで悩むことが多いと思います。「クリスマスプレゼント何がいい?」と聞かれたとき、めちゃくちゃ悩むと思います。変に高いものを言ってもダメだし、「君の手料理が食べたい」とかキショイこと言うのはヤバいし……。なので、私は相手に本音選択肢を提示します。

 

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これが正解だらけの選択肢です。どれを選んでも好感度が上がります。

 

終わりに

 

このデバイスを使えば、恋愛をスムーズに進めることができますね。「相手を推し量る」という一番の楽しみどころを排除して、効率的に恋愛をやっていきましょう。
ちなみに私はこの1年で3回振られたので、おとなしく『BOYSE BE…』を読んで胸キュンしときます。

 

この記事を書いた人:藤原 麻里菜

2013年から、YouTubeチャンネル『無駄づくり』を開始し、無駄なものを作り続ける。

現在、チャンネル登録者数は5万人を超え、総再生回数は1000万回以上になり、テレビを始めとする様々なメディアに取り上げれている。

2016年には、Google社が主催しているYouTubeNextUpに入賞。また、アドテック東京2016にスピーカーとして登壇した。

でも、ガールズバーの面接に行ったら「帰れ」と言われた。

 

『BOYS BE…』シリーズを描いた玉越博幸先生のTwitterはコチラっ↓