サンドウィッチマンと特別コラボ! 祝『クッキングパパ』連載35周年!! 

かねてより互いに大ファンであるサンドウィッチマンのお二人と、うえやまとち氏。連載35周年を記念して、伊達さん・富澤さんからお祝いメッセージが到着。お気に入りのエピソードやレシピも教えていただきました。

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かねてより互いに大ファンであるサンドウィッチマンのお二人と、うえやまとち氏。連載35周年を記念して、伊達さん・富澤さんからお祝いメッセージが到着。お気に入りのエピソードやレシピも教えていただきました。

各エピソードは無料公開中!(〜7/31) サブタイトルから各話に飛べます。

伊達さんからお祝いメッセージ

うえやま先生! 連載開始35周年おめでとうございます!
僕が小学生の頃から連載されているんですね…本当にすごすぎます。
僕の青春時代、社会人時代、売れない芸人時代、世に出させて頂いてからも親になってからも……ずーっと、『クッキングパパ』と共に僕の人生があります。

何かに悩んだ時、荒岩さんの言葉がふと降りてきたり…つらい時があっても、『クッキングパパ』を読んでその世界に入り込んで現実逃避したり(笑)。どんな環境や状況で読んでも…幸せで、リアルで、笑顔が沢山あって、 読むと優しい気持ちになれるんです。

本当に世界中の人々に読んでほしいです。
みんなが読めば、戦争なんかにならないはずです。

『クッキングパパ』は、食事とか料理とかで、様々な問題を解決します。
これは現実にあり得ることだと思います。
荒岩一味さんのような人に、父親になりたいです。今でも理想像です。
小学生からの愛読書で良かったです。
うえやま先生から頂いた色紙は宝物です。

これから先、50周年の『クッキングパパ』をまずは楽しみに待ってます!
50周年………そうなると、小学生の時から買ってる漫画本を60歳になっても楽しみに買ってたらスゴいですね(笑)。

伊達みきお

伊達さんが選ぶベストエピソード

36巻354話「ふたりのカツそば」

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夢ちゃんの部屋で、とうとう田中が夢ちゃんにプロポーズする回。僕自身、いろいろと田中と夢ちゃんの今までのことを思い出して感動しました。本当に良かったなぁって思いました。

 

96巻927話「かあちゃんのドゥルワカシー」

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まこと君が沖縄の大学入学が決まり、入学式前日まで沖縄でいろいろと準備し、虹子さんは入学式には出席しないで…部屋で料理を作って、後ろ髪を引かれながら博多に帰って、パパに泣きつくシーン。これにはジーンときました。

 

1巻1話「イタリアン鍋料理は手軽でボリューム満点」

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常務が会社近くの、ウマいと有名な天丼を持って荒岩さんの所に来て、自作のお弁当と交換を依頼する流れ……この関係性は現在もたまにあって面白いです。

 

148巻1444話「幸せのそばゲッティ」

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大平かずお君と久美ちゃんの恋愛が気になっていたので、結婚して良かったなぁと。まこと君とさなえちゃんや、江口君とスウちゃん…それぞれの恋愛もどんどん気になっています。

 

伊達さんが選ぶベストレシピ

10巻95話「田中くんの恋(前編)めでたいぜっ! 赤飯!!」より赤飯

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うちの母親がこのレシピを参考に作っていた。ここから『クッキングパパ』を本格的に集めるようになりました。

 

108巻1041話「愛情ミックスフライ」より大根フライ
☆大根をトンカツやエビや魚の形にして、フライにした料理。

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奥さんに作ってもらいました。歯応えが良くておいしかったですよ。でも、やっぱり本当のお肉が良かった(笑)。

 

17巻162話「みんな大好きカレーパン」よりカレーパン

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田中の弟が、はるみちゃんに作ったもの。

 

 

富澤さんからお祝いメッセージ

うえやまとち先生、連載開始 35 周年おめでとうございます!
うえやま先生は毎年ライブも見に来て頂き、漫画の中にも描いて頂き、この度は新しく荒岩家とコラボさせて頂けるということで感謝感激です!

僕が『クッキングパパ』と出会ったのは、上京して相方と売れない同居時代、失礼ながら、相方がトイレに置いていた単行本『クッキングパパ』でした。

相方は食べることはもちろん、料理マンガが大好きなんですが、 どういう気持ちでトイレで『クッキングパパ』を読んでいたのかはいまだに謎です…。 当時は1巻からではなく、バラバラに置いてあったので 人間関係などがよくわからなかったのですが、1話完結なので読みやすく、 大事なシーンであるほどセリフが少ない、まさに「料理は口ほどに物を言う」 描き方に面白さと温かさ、食べることへの愛を感じました。

当時はお金もなく、荒んだ生活で、毎日自炊でしたが同じ物ばかりで 飽きていました。ただ生きるために食べる食事でした。 今思うと、『クッキングパパ』を読むようになってから 「あー久々にあれ食べたいなー」とか「いつかこれ食べてみたいなー」 という感情が生まれた気がします。

食事にお金をかけられないので、手元にある材料で簡単に作れそうな スペイン・オムレツを作ったことがありました。正解を食べたことがなかったので あれで良かったのかはわかりませんが、ちょっと料理が楽しくなったのは事実です。

自分の話ばかりになってしまい申し訳ありませんが、『クッキングパパ』は、 サンドウィッチマンの歴史の歩みの中にある漫画の一つに間違いありません。

これからも変わらずに、誰かの「一品」になる漫画であり続けることを期待しています!

富澤たけし

 

 

富澤さんが選ぶベストエピソード

4巻37話「兄ちゃんのぶっ飛び卵焼き」

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妹の味知がプロポーズを断って仕事を取り、兄の荒岩を訪ねて思い出の卵焼きを食べる回で、荒岩が料理を始めるきっかけを知れる貴重な回でもあります。 最後までお互いに何があったのかは言わないし聞かないで別れます。多くを語らないのに気持ちをわかり合えている、料理がセリフの代わりの役目を果たしているところが温かいし、そこが『クッキングパパ』というマンガの醍醐味だと思いました。

 

114巻1102話「おもしろパン特集-2 なかよしフォカッチャ」

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娘のみゆきから荒岩パパが「女の子になったよ」と告げられて、みゆきの大好きなフォカッチャを作ってあげる回です。女姉妹も娘もいないので、こういう時は赤飯のイメージなのですが、そこがフォカッチャなのが『クッキングパパ』らしい。いまだにフォカッチャなる料理を食べたことがないので味がわかりませんが…(笑) 。 みゆきが生まれてからのことを思い出すシーンで荒岩パパが後ろ姿なのが好きです。 この夜も虹子さんと荒岩パパは多くを語らずに静かに乾杯をするだけです。大好きなフォカッチャを作り、またいつもの親子の日常が始まるだけなのに温かい。 難しいテーマだと思いますが、娘を持つ親は通る道だし、この回を見てその時が来た時の気持ちの準備ができた父親も多いのではないかと勝手に思いました。 うちは2人の男の子がいますが、もしも万が一「女の子になったよ」と言われたらフォカッチャを作りたいと思います!

 

 

富澤さんが選ぶベストレシピ

25巻243話「思い出のスペイン・オムレツ」よりスペイン・オムレツ

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これなら自分にも作れそうだな、と作ったことのあるレシピです。 食べたことがなくて正解を知らないので、「これでいいのだろうか?」と、ずっと首をかしげながら食べた思い出があります。

 

※この記事はモーニング2020年30号に掲載されたものです。  

 

 

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