【担当とわたし】『娘の友達』萩原あさ美×担当編集

2019年4月から連載が始まった『娘の友達』。サラリーマンの主人公・晃介と、娘の友達・古都の“禁断の関係”を描き、大きな反響を呼んだ本作もいよいよ最終回! 今回は連載終了スペシャル対談として、『娘の友達』の誕生から打ち合わせの内容まで、萩原あさ美先生と担当編集・小見山さんにたっぷり語っていただきます!

f:id:comicdays_team:20201218184906j:plain

2019年4月から連載が始まった『娘の友達』。サラリーマンの主人公・晃介と、娘の友達・古都の“禁断の関係”を描き、大きな反響を呼んだ本作もいよいよ最終回! 今回は連載終了スペシャル対談として、『娘の友達』の誕生から打ち合わせの内容まで、萩原あさ美先生と担当編集・小見山さんにたっぷり語っていただきます!

取材・文/とみたまい

……萩原あさ美 『娘の友達』作者
>『娘の友達』第1話はコチラから!
……モーニング編集・小見山 『娘の友達』担当
>担当編集の詳しいプロフィールはDAYS NEOに掲載!

担当編集と漫画のイメージをすり合わせるために使った「音楽の動画」

──萩原先生が漫画を描きはじめたきっかけについて教えてください。

萩原:最初はイラストレーターをしていて、コミティアの出張マンガ編集部にイラストの持ち込みをしたんです。そこで集英社の編集さんに、「漫画の作画をしませんか?」と言われたのがきっかけです。それまで「漫画家になりたい」と思ったことはまったくなくて……本当に、その時たまたま原作があって、作画ができる人を探していて、そこに私がやってきた感じです。それで、「まあ、試しにやってみよう」と思って始めました。
小見山:やってみてどうでした?
萩原:それがもう、めっちゃしんどくて。泣きながら描いていました(笑)。漫画の描き方も知らなかったですし、コマをどうやって割るのかもわからなくて。本当に、突然漫画業界に入ってしまった感じなんです(笑)。でも、描いているうちに面白くなっていって、「自分でも(作画だけでなく)描いてみようかな」と思い始めて……『バイバイ人類』(原作:渡辺恒造 集英社刊)が終わった時に「次はネームから描こう」と思ったんです。

──しんどい思いをしながらも、漫画を続けようと思ったのはなぜです?

萩原:イラストは「こういう画を描いてください」っていう、クライアントありきの仕事なんですよね。それが私にはたぶん、向いてなかったんだと思います。企画の段階から「こういうほうがいいと思います」とかって口を出しちゃうタイプだったので……。実際に漫画に関わるようになって、「こっちのほうが自分で全体をコントロールできるんだ」とわかったので、「次はもっと自分でコントロールしてみたい」と、話作りからやろうという気持ちになりました。

──小見山さんとはどのように出会ったのでしょうか?

小見山:萩原さんって、すごく音楽が好きなんですよ。で、ライブハウスを運営しているお知り合いがいて、そのライブハウスの常連に僕の先輩がいたんです。僕が「週刊少年マガジン」にいた時の先輩編集者で。
萩原:ちょうどその頃、私は「自分の作品を描きたい」と思って出版社を探していて、「じゃあ、漫画編集を紹介してあげる」ということになって。
小見山:それで、先輩編集者が僕に繋いでくれたという経緯ですね。

──最初はどんなやり取りをされたのでしょうか?

小見山:萩原さんが1本ネームを持って、講談社に来てくださいました。結果的にそれは企画にならなかったんですが、そこからいろいろとやり取りをするうちに、また3つぐらい企画をいただいて、その中のひとつが『娘の友達』のプロトタイプ的な感じだったと思います。萩原さんとのやり取りの中で「面白いな」と思ったのが、プロトタイプをもとに打ち合わせを始めた頃に、「この中のどの曲が一番イメージに近いですか?」と、YouTubeのURLが送られてきて。4バンド分ぐらいの曲の動画が。
萩原:それはめちゃくちゃ覚えています(笑)。小見山さんも音楽が好きだったので、そうやってやり取りするほうが説明しやすいかなと思って。ロックの中でも、ハードなのか、メロウなバラードっぽいものなのか、みたいなのがありますし。そういう抽象的な印象で伝えてもらったほうが雰囲気が掴みやすいんです。
小見山:送られてきたのは、なかなかマニアックなバンドの曲でしたよね(笑)。
萩原:ポップな感じか、シリアスな感じなのか。シリアスでやるんだったら、どのくらいシリアスなのかっていうイメージがあまり固まっていなかったので、小見山さんの好みも探りながら、イメージをすり合わせていきました。 小見山さんの選んだ曲が、あんまりかっこつけてない、ストレートに泥臭くてアツい感情のイメージだったので、「あ、そういう感じなんだ」と思いましたね。それによって、例えばヒロインとの出会い方もオシャレなバーで出会うとかじゃないなって考えたりしました。

(1話より)

──そうやって固めたイメージに関して、「いや、もっとこっちのほうがいい」みたいな議論はなかったのでしょうか?

小見山:その時点ではなかったです。実のところ僕は僕で、この作品を担当する指針として「あのドラマみたいな感じ」とかってイメージを持っていたりするんですが、それを萩原さんにあんまり言わないようにしていて。
萩原:え!? そうなんですか?
小見山:伝えることで“萩原あさ美の純度”が薄まるのが嫌なんです。自分は自分ができる範疇の中で舵をとればいいやと思っているので。僕の中にもイメージはありますが、萩原さんの思い描くイメージとは違う可能性もありますしね(笑)。
萩原:たしかに、それはありますね。
小見山:そして、案外それでいい気がしてるんです。

──小見山さんから見た“萩原さんが描きたいもの”とは何だったのでしょうか?

小見山:うーん……人間の「陰」の部分というか……。一番最初に萩原さんにお会いした時に、「なにかしらの条件がいろいろと重なったら、極論、不倫ってアリだと思いますか?」と聞いたんです。
萩原:覚えています。
小見山:その時に、萩原さんが「いろんな条件が重なったら、それは否定できないかもしれない」とおっしゃったんです。僕としては、その問いを投げかけることで……インモラルな題材を描く際に、それがただの「エロ」になるのか、それともそこに文学性が乗っかってくるのかを見極めようとしたのかもしれませんが、萩原さんの答えを聞いて、「テーマ性や文学性をきちんと描きたい方なんだな」って思えたんです。
萩原:私はまったく無自覚で、「あ、こうやって舵をとってくれるんだ。編集者ってすごいなあ」っていう感じでした(笑)。

引きこもりだった過去。「親も大変だっただろうな」という思いから始まった『娘の友達』

──そもそも『娘の友達』の発想の取っ掛かりとなったところはどこだったのでしょうか?

萩原:私がもともと引きこもりだったんですね。それで、「親は大変だっただろうな」っていう想像が一番最初にあって。父は私に何も言わなかったけど、「当時はどんな苦労をしていたんだろう?」っていうのが知りたかったのと、「お父さんも幸せになって」と思って描き始めた感じですね(笑)。

(1話より)

──連載時、特に意識したことはありますか?

萩原:「リアリティをちゃんと出そう」と考えていた気がします。ネームのリアリティは編集さんも見てくれますが、画もできるだけ写実的に描こうと。読者さんが読んでいて、本当に存在している人のように見えることを意識していたというか……古都ちゃんって漫画絵で表現される美少女にしては、たぶん若干足が太いんですよね(笑)。そういうところは大事なんじゃないかと思うんです。

(3話より)

小見山:ちなみに古都ちゃんは、いわゆる漫画のキャラの立ち位置的には敵キャラなんですよね。
萩原:えっ!?
小見山:何を考えているかわからない。敵が何を考えているかわかっちゃった瞬間に、底が浅くなって弱く見えるんで……だから古都ちゃんの心の声は頑なに一つも入れない、というこだわりでやっていましたよね。
萩原:そうだったんだ……(笑)。
小見山:作画のリアリティに話を戻すと、例えば……美也ちゃんが家出をして、渋谷中を晃介が走り回るシーンや、東北にある漫画喫茶のシーンとかって、萩原さんが必ず取材に行って写真を撮って、それをもとに描いているんです。進行が気になる担当としては、「街並みは架空でいいから~!」と思っちゃったりもしますが(笑)。
萩原:ははは!
小見山:進行が多少遅れても、必ず取材に行って、自分の目で見て写真に撮って、背景を起こすのはすごいというか、そういった作画のリアリティへのこだわりは、トップクラスに強いと思います。
萩原:「この道からここへは行けないだろう」とかって、めっちゃ気になるんです(笑)。
小見山:「なんとなくでも大丈夫ですよ」って僕は思うんですけど(笑)。そこは絶対にこだわって、整合性をとっていらっしゃるのがすごいなと思います。
萩原:自分で確認しないと納得いかないし、結局のところ、作画の効率的にもそのほうがいいんじゃないかと思うんです。『娘の友達』は夜のシーンが多いこともあって、フリー素材から背景画像を探すのもなかなか大変ですし。ビル街の描写も多いので、アシスタントさんに「ここの電柱はこうなるでしょ」みたいにひとつひとつ説明するよりも、写真を見せて「ほら、ここに電柱があるから」って言ったほうが早いんですよ。

(31話より)

──打ち合わせではどんなやり取りをされるのでしょうか?

萩原:私はもう、とにかく教えを乞う感じです。って……5点くらいの答えですね(笑)。
小見山:(笑)。『娘の友達』は“凝りに凝ったストーリーを楽しんでもらう”みたいな作品ではないと思っているんです。だからこそ、特に引き延ばしも巻きもせず、7巻完結という長くも短くもない尺になっているんですが……ストーリーで読者の方たちを振り回そうと思ってなくて、どちらかというとキャラクターの感情の整合性をしっかりとることが大事な漫画なんですよね。彼らの感情について、7巻にわたって芯を通したまま終わりたい。それが美しいという感覚が萩原さんにも僕にもあるので、「この巻はなんとなくこんな感じの話になりますよね」と、まずは1巻分の話の筋を決めたら、あとはずっとキャラの話をしてましたよね。
萩原:そうです。そうです。
小見山:「この瞬間、古都ちゃんにとっての晃介の株は、前巻よりもちょっと上がってるんですかね?」とか「いまこの瞬間って、古都ちゃんは晃介のことをちょっと嫌いになりましたよね」みたいな、「キャラクターがその時、何を考えているか」というのをひたすらすり合わせていきました。例えば、第3話で初めて晃介と古都ちゃんが待ち合わせして、ファミレスで話すシーンがあるんですけど、その時に晃介が、「甘いもの好きだろ、女子高生って」って言うんですよね。これって実は、古都ちゃんの中で晃介の株がめちゃくちゃ下がった瞬間なんですよね。
小見山:「女子高生は甘いものが好き」っていう決めつけが入っていて、晃介のダメなところが出ているシーンなんです。そういう部分を萩原さんはすごくこだわって描かれるんです。
萩原:あ~、そうなんだ。自分じゃわからないですよね(笑)。私は単に、自分がイラっとするタイプの男の人感を、最初に出しておきたくて。たしかにあのセリフは「大事なセリフです」って、わざわざ伝えましたよね?
小見山:そうですね。すごい印象的でした。「あの時のふたりの関係値がスタートラインだとしたら、この巻ではどれぐらいの位置にいるんだろう」っていうのを、ずっとすり合わせていた印象です。
萩原:意識してやっていたわけではないけど、いま考えると、そういう細かいことをやったおかげで“女性作家が描いている男性感”みたいなのが出たかなっていうのは感じます。でも……私は完全に古都ちゃんの気持ちを通して描いていたので、主人公の気持ちがわからなかったですね。男の人の気持ちは難しすぎて、描くのがすごく大変でした。毎回、小見山さんの教えを乞いながらでしたね(笑)。
小見山:僕は萩原さんの純度をできるだけ生絞りで入れようと思っていて……打ち合わせでの会話もすごく面白いんです。萩原さんがふと「恋人が崖から落ちそうになっていたら、どうします?」って聞くんです。その恋人っていうのは、昨晩ケンカしたかなんかで(笑)。そういうニュアンスがある恋人が、目の前で落ちそうになっていると。「そりゃ助けますよ」って僕は答えたんですが、萩原さんは「女は意外と突き落とすんですよ」みたいなことをおっしゃるんです(笑)。
萩原:ははは! そんなひどいことを言うなんて! 風評被害です(笑)。
小見山:言いましたよ(笑)。そこで「え!?」って感じた僕自身の体験が、まさしく読者にも体験してほしいもので。そういった萩原さんの面白い感覚を、できるだけ作品に入れようと思いながら打ち合わせしてました。 僕はずっと、晃介はまっすぐ古都ちゃんを愛している真摯なキャラクターだと思っていたんです。でも、第53話で駅のホームから電話してきた古都ちゃんに、「晃介さんの態度がすごく嫌だったんです」って言われてしまって。「えー!? まじで!?」って、僕も思いましたから。

(53話より)

萩原:ははは!
小見山:でも、思い返すと……僕が晃介のことを「めちゃくちゃ真摯に古都ちゃんのことを好きじゃないですか」って言うと、萩原さんはすごく不満そうにされていたんですよね(笑)。そのすれ違いが僕は面白くて。特に男性読者の中には、僕と同じような感覚で読んでいる方も多いと思うので、そういった“すれ違い”みたいなものが、うまくストーリーに落とし込めているんじゃないかと思っています。

ホラー漫画のつもりで描いてなかったから、「怖い」と言われてショックだった

──連載開始直後から反響も大きかったと思いますが、読者の意見で意外だったものはありましたか?

萩原:私はまったくホラー漫画のつもりで描いてはいなかったので、「怖い」という声が多かったことに、めちゃくちゃショックを受けました。「え? そんなに怖い? ごめんなさい」って(笑)。
小見山:「“ホラー”とまで言われてしまうんだ」っていうのは、僕もたしかに想定外でしたが、「怖い」っていう感覚はわからないわけでもなく……。
萩原:いつからそれに気づいていたんですか?
小見山:第1話からです。
萩原:え、マジで!?
小見山:例えば、僕は『火の鳥』も怖くて。なぜかというと、生殺与奪を握られている感じがするからなんです。そういう意味では晃介も、古都ちゃんに生殺与奪を握られている感じがあるので、「怖い」という反応はあるだろうと思っていました。
萩原:そうなんだ……私は初めて話作りからやるっていうことで、先のことを全然想像できないまま描いていたようなところもあって。私の中では古都ちゃんの性格って、最初から一貫しているんです。そんな古都ちゃんの「どこを出すか」に集中していたから、出したことで、読んでる人にどう思われるのかっていうのはまったく想像できていなかったんでしょうね。
小見山:とはいえ、描き手の意識を超えて読者がどう読むかっていうのは、漫画の醍醐味じゃないですか。
萩原:そうですね。とにかく、楽しんで読んでくださっているのは「よかったなあ」って感じです。それはとっても嬉しいです。

──萩原さんの中では、最初から物語の結末は決まっていたのでしょうか?

萩原:私の中では決まっていなかったんですけど、後から考えると、どうやら決まっていたんですね。って、これまた5点の回答ですよね(笑)。補足していただければ……。
小見山:企画の段階では、萩原さんも結末は決めていなかったと思います。でも、たしか2巻か3巻ぐらいの内容を打ち合わせている段階で、「ラストシーンはこんな感じがいいですよね」っていうお話は出ていたと思うんですよ。
萩原:そうですね。
小見山:「晃介と古都ちゃんが付き合うのか・付き合わないのか」みたいな単純な二択になるのは、僕は漫画として不健全だと思ったんです。そもそも、そこを描きたい漫画でもないですから。じゃあ、なにをクライマックスにするかと言った時に「やっぱり古都ちゃんとお母さんの関係だよね」と。古都ちゃんとお母さんが相対して、お互いにきちんと向き合う。これまで心の声をまったく発していなかった古都ちゃんが、その時初めて本音を言えるっていう、そのシーンをクライマックスにしましょうと……。結果的には、その後にエピローグ的な回も2話つきましたが。
萩原:そうでした(笑)。そういう話をしました。「主人公のサラリーマンと女子高生が一緒にいた時に、どういう化学反応を起こすんだろう?」って想像がつかないなか、「まあ、なんとかなるでしょ」と思いながら描き始めた部分もありましたが、結局は古都ちゃんのこと、晃介のことを、ちゃんと描いてあげればいいんだって気付いた感じですね。

(59話より)

小見山:作品自体のテーマとして、よく萩原さんと話していたのは「世の中って、白か黒か、ゼロか100かで語れるものは少なくて、基本的には全部グラデーションの中にあるんじゃないか」みたいなことだったんです。それを7巻通して描きながら、ストーリーとしての落としどころを探っていった感じでした。
萩原:それに付け加えて……個人的には、“相手のわからなさ”みたいなものを考えながら『娘の友達』を描いていたように思います。実生活でも私はそういうところがあるんですよね。お気づきとは思いますが、喋るのは5点ですし(笑)、人に思ったことをうまく伝えられない。人が何を言っているのかもよくわからないと感じることがよくあって、うまく人付き合いができないタイプなんです。その難しさを、『娘の友達』を描くことによって、もう少しわかりたいっていう気持ちで描いていたので……個人的には、「古都ちゃん側から見た、人付き合いの仕方ってどうなんだろう?」みたいな気持ちで描いていたかもしれません。

「最終回を読んでどう感じたのかを、ぜひ教えていただきたいです」

──『娘の友達』の連載を通して、なにか得たものはありますか?

萩原:ネームを描いていると、ネーム全体に自分の性格が出るので、実生活における自分の苦手なことが明らかになるんです。そのたびに「この言動の意図がちょっとわかりにくい」とかって直してもらって……「客観的に見た自分はこうなんだ」っていうのが本当に浮き彫りになりました。漫画家としてではなく、人として「自分はこう見られているんだ」っていうのを学びました。
小見山:『娘の友達』はこれまで担当させていただいた漫画の中でも、かなり反響の大きかった作品なんです。そういった漫画の打ち合わせが、最初から最後まで本当に楽しくできて。そうやって終わることができたのが、すごく幸せだと思いました。毎週毎週、萩原さんと打ち合わせをするのが楽しかったんですよね。
萩原:本当に、めっちゃ楽しかった(笑)。
小見山:「漫画って、ちゃんと楽しく作ることができて、それがちゃんと売れるんだ。健全な世界なんだな」っていうのを経験させていただけたことが、嬉しかったです。
萩原:超健全だったし、びっくりするほど楽しかったですよね。
小見山:本当に未熟なんですが……僕は漫画って、どこか大喜利だと思っていたんです。ストーリーをいかにジェットコースターにするかっていう大喜利を毎週しなきゃいけないと思っていて、しんどくて……。でも、『娘の友達』を担当させていただいて、「ストーリーだけじゃなく、キャラクターを人は読むんだ」っていうのが、実感としてわかった感じがあります。

──それでは最後に、読者の方に向けてメッセージを!

萩原:いろんな見方ができる最終回なので……連載の最中も「ハッピーエンドにしてください」っていうコメントをたくさんいただいたんですが(笑)、この最終回がハッピーエンドなのかは、読む人次第だなあと思っていて。だからこそ、どう感じたのかをぜひ教えていただきたいです。
小見山:それに尽きますね。実は僕、ネットとかでみなさんの感想を読むのが毎週楽しみなんです。だからぜひ、最終回についてもどう思ったのか、みなさんの感想をお聞きしたいですね。

 

24時間限定!

『娘の友達』最終話を除く全話無料!(12/25正午まで!)

f:id:comicdays_team:20201218205028j:plain