【担当とわたし】『レビュダン!』中村世子×天真みちる×担当編集 鼎談

「デザート」にて好評連載中の、中村世子先生の新作『レビュダン!』の第1巻が2020年11月13日(金)に発売されました。今回はそれを記念し、中村先生と企画協力を務める元タカラジェンヌの天真みちるさん、担当編集・北原を交えたスペシャル対談が実現! 3人の出会いから、男子高校生×ミュージカルという新機軸の作品がどのようにして生まれているのか、存分に語っていただきました。

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「デザート」にて好評連載中の、中村世子先生の新作『レビュダン!』の第1巻が2020年11月13日(金)に発売されました。今回はそれを記念し、中村先生と企画協力を務める元タカラジェンヌの天真みちるさん、担当編集・北原を交えたスペシャル対談が実現!

3人の出会いから、男子高校生×ミュージカルという新機軸の作品がどのようにして生まれているのか、存分に語っていただきました。

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……中村世子 『レビュダン!』作者
>『レビュダン!』第1話はコチラから!

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……天真みちる 『レビュダン!』企画協力

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……デザート編集・北原 『レビュダン!』担当
>担当編集の詳しいプロフィールはDAYS NEOに掲載!

中村先生が描く”傷を負った男の人”に惚れた

──最初に、中村先生と担当編集である北原さんの出会いをお聞かせいただけますか?

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中村:「DAYS NEO」への投稿を通じて知り合ったのがきっかけですね。漫画家として10年以上活動していますが、新天地を求めて「DAYS NEO」に投稿したんです。そこで、ありがたいことに何人かの編集者さんからお誘いを受けまして。どなたと一緒にお仕事するのがいいか迷ったのですが、信頼できる編集者さんから「中村さんが一番嬉しい褒め方をしてくれた編集さんがいいと思う」とアドバイスをもらったので、お誘いいただいた中で、一番熱い感想だった北原さんと一緒にお仕事したいなと思いました。

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北原:「DAYS NEO」には中村世子先生の名前ではなく、違う名前で投稿されていたのですが、初めて原稿を見たときに「この人はプロだな」と感じましたし、その時にはもう中村先生が描く”傷を負った男の人”がとてもカッコよくて、惚れてしまいました。中村先生は好きなものがはっきりしているので、この先生と漫画を作ったら楽しいなと思い、お声がけしました。

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中村先生の投稿作『トラコトラ』より、主人公の家に迷い込み行き倒れていた男・虎。

体の傷だけでなく、どこか心にも傷を負ったような面差しにグッとくる。

 

──お二人とも宝塚歌劇団(以下、宝塚)がお好きだとお聞きしましたが、そういった部分も決め手となったのでしょうか?

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中村:もちろん宝塚も、北原さんを選んだ決め手の一つでした。Twitterのプロフィールに「宝塚が好き」と載せていたら北原さんが気づいてくださって、二人でオタク話に花を咲かせました…というか、宝塚の話しかしてなかったですね(笑)。そのことをきっかけに、宝塚や演劇を題材にした漫画も面白いなと考えるようになりました。

──天真さんと北原さんも、宝塚がご縁で繋がったのでしょうか?

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天真:私は劇場版アニメの『はいからさんが通る ~花の東京大ロマン~』がDVD/BDになるときに特典として収録されたオーディオコメンタリーで北原さんと出会いました。宝塚を卒業してから初の仕事だったのでとても緊張していたのですが、私以上に緊張している方がいて。その方が北原さんでした(笑)。

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北原:実は私、『はいからさんが通る』の大和和紀先生の担当もさせていただいていて、そのご縁でオーディオコメンタリーに出演させていただいたんです。普段の仕事で表に出る機会がないのに、突然収録ブースに入れられて適当に話してと言われて……緊張しまくりでした。

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天真:そんなこんなで1時間ぐらいの収録を終えたときは、緊張していた者同士の達成感と結束感が生まれていまして(笑)。宝塚好きという共通点があり、話していて信頼できる方だなと思いました。私も宝塚を離れた後、一人のファンとして宝塚を楽しんでいるので、宝塚好きな方と関わることができて嬉しかったのを覚えています。その後もいろいろお話させていただいて、今回『レビュダン!』の企画協力を務めさせていただく流れになりました。

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北原:天真さんは、宝塚だけでなく漫画やアニメへの造詣も深かったので「『レビュダン!』の監修はこの人しかいない!」とお願いしたんです。

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中村:ある日、北原さんが「すごくいい協力者見つけてきました!」と言ってきて、どんな宝塚オタクが来るのかな〜と思っていたら宝塚歌劇団卒業生の天真さんでびっくりしました。初めてお会いした時は気持ち悪いオタクだと思われないよう、必死に冷静さを保とうとしていましたが、一周回って気持ち悪かったと思います(笑)。

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天真:初めて会ったとき、すごく落ち着いてる方だな〜と思いましたよ? これまで会った作家さんは大和先生のように、すでにある作品を通して知っている方々でした。しかし、中村先生はこれから一緒に作品を作り上げていく関係になるということで、今までとはまた違った光栄な気持ちでお会いしたのを覚えています。

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中村:あんまり褒めないでください、テンションがおかしくなっちゃうので。天真さんには、制作途中のぐちゃぐちゃな部分からお付き合いしてもらっているので、苦労をおかけてしていると思います。たまに天真さんの目の前で北原さんと喧嘩することもあり……。そんなところも受け入れてくれて、天真さんは本当にいい人なんです!

提出まで約1年。諦めかけたネーム作成

──宝塚をそのまま漫画で描くのではなく、「男子高校生×ミュージカル」を選んだ理由はなんでしょうか?

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中村:たまたま参加した宝塚のイベントで、宙組(そらぐみ)の男役の方達が楽しそうに戯れているのを見まして。それがとても楽しくて美しくて、この場面を例えるなら「美しい男子校」だと思ったんですよね。その後、北原さんと話をしていて、男子校と言ったら男子高校生が宝塚を再現している「カヅラカタ(※)」というのがあるんですけど、ご存じですか? と勧めてみたんです。

※愛知県にある男子校、東海中学校・高等学校の同好会「東海高校カヅラカタ歌劇団」のこと。

 

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北原:当時カヅラカタは知らなかったのですが、オタクの血が騒ぎまして、すぐチェックしました。

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中村:すごい早さで調べてましたよね(笑)。北原さんから興奮気味に連絡がきまして「テーマはこれにしましょう」ってなりました。

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北原:その当時、中村先生にはネタ出しをお願いしており、他にもいいネタはあったのですが、中村先生にしか描けないものを作るべきだと思い、カヅラカタを推しました。

──ここまでの話を聞くと、お互いの好きなものをテーマにして順風満帆に進んでいるように感じられましたが、苦労した点はありましたか?

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中村:テーマは決まったものの、そこからがものすごく長くて。なかなかカチッとハマるものができず、出せる形のネームになるまで1年ぐらいかかりました。あーでもない、こーでもないと何度も直し続けていたときには「もうダメなんじゃないか」と思うこともありました。

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北原:なんとなくゴールは見えているんだけど、そこまでの道筋がわからない。そこを乗り越える時が一番大変でしたね。

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中村:ようやくネームのなかで「キャラが動いた!」と思ったときに、北原さんもそう思ってくださっていて。同じ感覚を共有できていたことに嬉しさを感じました。そこに天真さんも加わっていただき、より物語の密度が上がったなと思っています。

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第1話で紫ノ宮先生が王子役として登場するシーン。初校ネーム(画像上)と掲載時の原稿(画像下)を見比べると、コマ割りからセリフ回しまでかなりの変更を加え、紫ノ宮先生の魅力が存分に引き出されているのがわかる。

 

『レビュダン!』で生まれる「青春の煌めき」を伝えたい

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中村:この作品を描くにあたってはカヅラカタというお手本があるのですが、彼らがしていることをそのまま描くだけではダメだと思っていて……。すでにあるものをただなぞるのではなく、『レビュダン!』の物語の中で生まれる「青春の煌めき」をしっかり伝えたいんです。もちろん、宝塚やカヅラカタの方々に失礼や迷惑にならないよう心がけてもいて、それを踏まえた上で、本作でしか描けない輝きを読者に感じてもらいたいですね。

──読者の中には、宝塚やカヅラカタを知らない人も多いと思います。そんな読者でも楽しめるでしょうか?

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北原:青春真っ只中の男子高校生が、周りからの反発や自分との葛藤を乗り越え夢に向かって一生懸命走っていく姿は、宝塚やカヅラカタを知らない人でも、何か受け取ってもらえるものがあるんじゃないかな、と思っています。
実際にカヅラカタの団員にインタビューしたことがありまして、その時に、この子たちはここで自分の居場所を見つけたんだなというのがすごく伝わってきたんです。今の時代、どこかに所属していても孤独を感じる人は、年代関係なく多いと思うので、そんな方達の背中をちょっとでも押す作品にできたらなと。その上で、根底にある宝塚への敬愛が伝わってくれたら、これ以上なく嬉しいです。

──本作の主人公・まな君も、家に居場所がないという葛藤を抱えている男の子です。団員の子たちのインタビューを受けて、生まれたキャラなのでしょうか?

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中村:そうですね。最初は明るいだけのキャラにしようと思っていたのですが、「それだと乗り越えたり成長したりするものがない」と北原さんに言われたんです。まなだけでなく、その他のキャラクターたちも、部活を通して得るものがあったり、成長することがあったり、克服するものがあったりしないと、あえてこの部活をやる意味がないので、そのあたりは意識してキャラ作りをしています。

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北原:何も考えていないキャラだと、どこに共感すればいいかわからなくなってしまうので。先生との打ち合わせでは、何かを抱えている子が舞台を通して成長する姿を描いてほしいと伝えていました。

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部室を守るために覚悟を決めるまな(第1話より)

 

少女漫画誌であえて恋愛を描かないという戦法

──本作は男子高校生の部活、努力、夢といった部分がフィーチャーされています。ここにはこだわりがあるのでしょうか?

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中村:最初に『レビュダン!』の指針を決めるときに、北原さんがいろいろ書いてくれたものがありまして、それをずっと机の前に貼っています。

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北原:恥ずかしい。

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中村:現在、デザートで連載されているほぼ全ての作品が恋愛系なんですが、他所からきた私が恋愛の土俵で戦っても勝てないと思い、あえて恋愛は描かないという戦法をとりました。また、本作に恋愛要素を入れるとテーマが散漫になる可能性もあるので、それよりは男子高校生の青春に絞ったほうがいいのかな、と。少女漫画誌とはいえ、恋愛を描かなきゃいけないという縛りはないですし、これでデザートの新たな読者を開拓できたらとも思っています。恋愛要素がないことに対して今のところ読者からの指摘は届いていないので、読者も素直に受け止めてくれているのかなと思います。

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天真:私から見ると、まなは宝塚(演劇)の世界に恋しているように見えますね。現実世界でも、宝塚に憧れる男の子がいたらこんな表情するんじゃないかな〜と。まなの表情を見ていると夢に向かって頑張る姿を見守ってあげたくなりますし、一生応援していきたいと思います。

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まなが演じる楽しさを知り、キラキラと顔を輝かせるシーン

 

『レビュダン!』は紫ノ宮先生を描くために生まれた!?

──見守るというと、紫ノ宮先生がそのポジションだと思いますが、このキャラはどうやって生まれたのでしょうか?

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中村:紫ノ宮先生だけは最初からキャラがブレなかったですね。最初からこんな感じ。

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北原:紫ノ宮先生を描きたいがために『レビュダン!』が生まれた、という感じもありますね(笑)。

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中村:先生を一番イケメンに描く、というのは最初から変わらなくて、とても描きやすいキャラです。ただ、イケメンに描きすぎて男性キャラだと思われることが多く、その塩梅が難しいですね。3話あたりから、先生の紹介文に女性という表記を入れてもらいました。

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天真:紫ノ宮先生は本当にカッコいいですもんね。全てのカッコよさが詰まっている感じ。少しぶっきらぼうに見えるかもしれませんが、短い言葉で生徒たちが目指す先を示していく姿は、理想のカッコいい顧問だなと思っています。1話につき、必ず1つは語り合いたくなるような紫ノ宮先生のカッコいいシーンが描かれているんです。なので、毎回ネームをいただいた後の打合せは、今回は先生のここがカッコ良かったです! と毎回お二人に伝えることから始まります(笑)。

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中村:まなや紫ノ宮先生以外のキャラクターも、3話までは良い子ばかり登場させてきたので、今後は、良い子じゃない子も描いていけたらなと思っていたりします。部員同士が揉めることもありながら、成長する青春ドラマを描いていきたいですね。

共通点「宝塚好き」なチーム戦

──漫画はプロット、ネーム、作画…と進行していくと思いますが、どの段階から天真さんが入られているのでしょうか?

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中村:最初は、私と北原さんでプロットのたたき台を作り、それをもとに詳しいプロットにしたところで、天真さんに共有していますね。そこで指摘を受けた部分を修正し、ネーム作業に移ります。そしてネームの初校ができたら、また天真さんにチェックしていただいて、といった流れですね。

──天真さんは監修といえる立場ですが、チェックをする際にはどの部分を重視されているんでしょうか?

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天真:カヅラカタの方々へのリスペクトを忘れないことですね。本作の話を受けた後で実際にカヅラカタの舞台を見に行ったのですが、彼らが本気で取り組んでいる姿勢に心を打たれました。学生生活という限りある時間で生まれる絆は、宝塚歌劇団員たちの信頼感ともすごく似ていると思います。そうした姿勢や関係性を踏まえながら、彼らが舞台にかける情熱が読む人たちにも伝わるよう、作品に携わっています。

──具体的にはどのような指示を出すことがありますか?

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天真:キャラクターのキラキラ感のような抽象的な部分から、キャラの振り付けの考案、ジャケットのカッコいい握り方といった細部まで、様々なことをお伝えしています。

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中村:作中に出てくる校歌に関しては作詞、振り付けを全て天真さんが考えてくださりました。しかも振り付けの動画まで送ってくださって。「いいんですか!?」と、感動してテンション爆上がりでした(笑)。

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天真:音楽学校生時代を含め15年ほど宝塚にいたので、宝塚の振り付けは即座に紹介できるほど身体に染み込んでいます。そのおかげで「黒燕尾」「カッコいい」などのワードをもらえれば、大体の振り付けは考えることができますね。宝塚を知らない読者にもカッコいいと思ってくれるような振り付けを今後も考えていきたいです。

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北原:この作品は、天真さんをはじめ携わってくれている人が多いので、チームとして動けているのが楽しいです。いい刺激を受けているなと感じます。そして、「宝塚が好き」という共通点があるので、宝塚の作品を挙げて「あの時のあの演出がカッコよかった!」と言うとすんなりわかってくれるので、とてもやりやすいですね。

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中村:北原さんのおっしゃる通り、本作は本当にチーム戦だと思っているので、お互いの認識を共有することが大事なんです。

──連載が始まったことで、何か大きな変化があったりしましたか?

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中村:この間体調を崩しちゃって、体調管理の大事さを身を持って学びましたね。あとは修正の数。プロの漫画家としてそこそこのキャリアがありますが、予想以上の修正がきた時はショックを受けたり、反発したりする気持ちもやっぱりあります。ただ、修正されるということはまだ伸び代があると言うことかな、と前向きに捉えて頑張っています。

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天真:私は漫画が一からできていく工程に初めて携わったので、漫画ができるまでの大変さを知ることができました。それからは「いろんな工程を経て、連載してくれてありがとう」とどんな漫画を読んでも全てに感謝しています。また、このシーンは何を見せたくてこの表現をしているのか、作者は何を伝えたいのかを漫画を読むときに考えるようになったので、漫画を読む際の楽しみが一つ増えました。

ステラに可愛い衣装を着せたい

──宝塚が大好きなお三方ですが、宝塚以外で影響を受けた作品はありますか?

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中村:そうですね、今強いて挙げるならアイドルグループの「IZ*ONE(アイズワン)」です。とにかく可愛くて、さらに品がある。結局私は美しいものが好きなんだなと思いました。

──IZ*ONEの可愛さも『レビュダン!』に入っていたり?

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中村:意識したことはないですが、IZ*ONEは衣装も可愛いので、衣装を参考にしたいなとは思ってます。ステラに可愛い衣装を着せたいですね。

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天真:私はミーハーなのでいろんなものが好きなのですが、アイドルでいうと「Nizi Project(虹プロ)」にハマっていますね。北原さんも虹プロがお好きなので、中村先生をどうやって沼に落とすか一緒に考えています(笑)。

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北原:虹プロは本当に面白いから中村先生も見てほしい! 私もプロデューサーのJ.Y. Parkさんのように作家さんや後輩にいい言葉をかけられるようになりたいですね。

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中村:2人からすごく推されるんですよ。私も早く見ます!(笑)

──最後に、本作の見どころについて、読者へメッセージをお願いします。

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中村:この作品で、宝塚やカヅラカタとはまた違った「一瞬の煌めき」を誌面で届けられたらと思っています。ぜひまな達の青春パワーを受け取ってください!

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天真:カヅラカタの皆さんが持っているような情熱を、本作を通してより多くの人に伝えられたらと思っています。読み終わったときに、自分も夢を追いたい!誰かの夢を応援したい!と思ってくれたら最高です!  携わってくれた人たちへのリスペクトは忘れずに、そういったところを今後も届けていきたいです。

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北原:漫画は現実逃避に適したものだと思うので、フッと一息をつくときに本作を手に取って、男子高校生たちのキラキラした世界を楽しんでいただけたらと思っています。「頑張る男の子たちは尊いな」と本作を通して、感じていただけたら嬉しいです!

『レビュダン!』第1巻発売中!

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