お会いするのは20年ぶり。現役時代は「はい」と「いいえ」でしか会話が許されなかった先輩後輩が、大いに語らう!
なきぼくろ(以下、な): 吉原さん、お久しぶりです。今日はよろしくお願いします。
吉原(以下、吉): こちらこそよろしく。ほんまに久しぶりやな。20年ぶり?
な: 卒業してからになりますから、そうですね。緊張します。
語り継がれる「吉野家外出事件」
PLのメメント。
吉: 僕がPLに入学した次の年に出川(なきぼくろ)が入ってきたんよな。
な: はい。吉原さんはスーパースターで、中学生の時、世界大会のレギュラーで。
吉: 5番サードやってん。
な: めっちゃすごい…。だから吉原さんは、超目玉でPLに入ったんです。
吉: 入った時はね…。その後は調子に乗ってしまった(笑)。
な: 僕がPLに入った時に吉原さんの他に、真也さんと上田さんと灰野さんが指導員やったんです。
吉: そんな多かったんか(笑)。
な: 僕らの寮が12人部屋だったんです。指導員が合計4名で1年生は大部屋の2部屋に分かれてるんですけど、僕の部屋を担当したのが吉原さんやったんです。初めてお会いした時は強烈でしたね。僕は大阪の上のほうの北河内出身で、吉原さんは南河内。1つ上の先輩の口から「かまへん」とか「おおきに」って言葉が出てきて、それが衝撃でした。
吉: 大阪でも使う言葉が違うからね。南河内はどっちかというと荒っぽい感じになる。相手のことを「我」とか。
な: 吉原さんは、後輩が気ぃ遣わへんように面白おかしくそういう言葉を使ってて。もちろんビシっとせなあかん時もあるけど、ちゃんと使い分けてましたよね。
吉: せやな。出川の印象はめっちゃ気合入ってる奴。声でかいし、誰よりも規律は守るし、一番しっかりしてたな。先輩がバッティングしてる時に、一年生は最初外野を守らされるんやけど、出川が一番声出てた。
な: 僕にはそれしかなかったんです。一年の最初の頃は陰に潜んでるつもりでした。吉原さんは、PLにはあまりいないタイプで、指導員として先輩後輩のバランスを取らなあかんから、言う時はちゃんと言ってくれて、みんなを繋げてくれる存在でした。
吉: 指導員の中でも責任者やったから。出川の代で一番印象にあるのが、夜抜け出して吉野家行ってたやろ。僕らもやってたからめっちゃ気持ちわかんねんけど、それがバレて。先輩さんに「あいつら行ってるぞ、全員集合させろ」って言われて。みんなが正座してるところに帰ってきてな。
な: 終わったと思いました。
吉: 俺も終わったと思ったよ。
な: 集会が終わった後、僕はすごいブルーで。その後吉原さんに初めて怒られたんです。「お前がやってどないすんねん」って。普段「頑張れよ」って声をかけてくれる吉原さんに。
吉: そうやったな。ぐっと思い出した。
な: よくしてもらった先輩にそれ言われたらすごい申し訳ないし、ショックで…。
吉: 俺もやってたからなんも言われへんのに。
な: 吉野家外出事件があってから、僕はいろんなことをちゃんとするようになりました。吉原さんもちゃんとしてました(笑)。
吉: 俺はちゃんとしてたな(笑)。
な: 吉原さんの代も三年生になられた時はなかなか強烈でしたよね。
吉: 強烈やったな。河村も強烈やった。何せ変態やからな。
な: 前回の対談(37巻収録)の最後に、練習抜け出して自分のこと木で慰めてたって言ってました。
吉: こんにゃくでもやってたんだから。驚かへん驚かへん。
な: 話が散らかってすみません(笑)。そんなふうに始まって、真也さんに「次一年生がやらかしたらお前が責任取れ」みたいな感じになったんです。それから僕と哲(小窪哲也)がみんなに呼びかけるようになって。でも、まとめろって言われても、実力もないし、東がチャチャ入れてくるしで大変なスタートでした。
「よろしくい゛ぃ゛~い゛ぃ゛家康」の産みの親。長野のエピソードはどこまで本当?
担当編集山田(以下、山): 長野というキャラは「三年生になってから太った」と読者の間で言われていますが、こちらも実話なのでしょうか?
な: あんな、山田くん。ちょっとモデルにしただけやし、吉原さんにモデルにしたこと言うてないねん。怒られるかなと思って。
山: すみません…。それは知りませんでした。
な: もともとモデルとかはないんですけど、吉原さんと河村さんだけは現役の時によくしてもらっていたので、どうしても気持ちが入ってしまうんです。長野というキャラクターを立たせるために、吉原さんがよく言ってた「よろしくい゛ぃ゛い゛ぃ゛やす」 を言わせようと思ったんです。
吉: 「よろしくい゛ぃ゛い゛ぃ゛やす」…?
な: 「よろしくお願いします」のことを「よろしくい゛ぃ゛い゛ぃ゛やす」って、朝井さんと一緒にふざけて言ってました。覚えてませんか?
吉: それか!(笑)
な: それをキャッチーにするために、漫画の中では漢字の「家康」にしたんです。
吉: なるほどなるほど、覚えてる(笑)。
な: 緊張しすぎて水こぼした。吉原さんにバレるやろなと思いながら、朝井さんにお会いした時に「お前あれ吉原のアレやろって言われて」。
吉: マジで!?
な: 「いや、朝井さんもです」って(笑)。ちょけて部屋に入ってくるんですよね。あの時のモノマネは当時からしてました。今でもできます。
吉: ちょけて入れって言われるんよね。
山: ぜひ、「よろしく家康」の話をもう少し…。
吉: よろしくい゛ぃ゛い゛ぃ゛家康。
な: よろしくい゛ぃ゛い゛ぃ゛家康。
吉: それかー(笑)。
な: 一年生が二年生を待ってる時に、三年生がおらんくなった後、吉原さんがマンキンで「二年吉原ですよろしくい゛ぃ゛い゛ぃ゛家康!」って入ってきて。こっちは笑ったらあかんから、ぐっと堪えて。本当にずっとちょけられてましたよ。
吉: 笑かすのも面白いんよ。それを我慢してるのを見るのも好き。
な: 一年生は入った初日にノートを書くんです。その場所に、吉原さんと真也さんもいて。誰かが変なこと言ったりしたら、吉原さんは結構笑われるんです。「素ー?」って。
吉: 「素ー」って懐かしいな(笑)。
な: 確か「マジ」とか「ほんま」みたいな意味でしたよね?
吉: そうそう。
な: その後吉原さんが松葉をイジったんです。顔面凶器みたいな顔してるから、「お前怒ってんのか」って。ほんなら松葉が「自分、生まれつき、こんな顔です」って言うたんです。そいつは和歌山から来た何言ってるかわからんやつで(四葉のモデル)。爆笑してる吉原さんの横で真也さんはピッとしてるから僕らは笑われへん状況で、脇田が、「プー」って屁こいたんです。
吉: 覚えてないなー(笑)。
な: ほんまですか? 吉原さん腹ちぎれるくらい笑ってましたよ。真也さんは笑いそうやねんけど、「誰やねん」って言った後脇田がぐっと拳上げて(笑)。めちゃめちゃおもろかったですよ。吉原さんが「よろしく家康」の生みの親です。
山: 何言ってるかわからない野球部独特の掛け声って感じなんですかね。
な: 走る時の「イチ、ニー」の言い方とかも全部練習しました。母音を強く発音するのがポイント。
吉: 7を「ナナ」って言ったらあかんよな。「シチ」って言わなあかんのよな。
な: はい。「シチ」は弾けるように言えって言われました。太ったことについてですけど、ぽっちゃりしたっていう噂を耳にしたので、長野をちょっと太らそうと思っただけです。
吉: なるほどな。確かに太った時期はあってん。野球を引退した頃、100キロ手前まで行ったのかな。『バトルスタディーズ』の連載が始まったのって何年前?
な: そんなにですか! 2015年から始まったので、9年前ですかね。
吉: そしたら俺も野球はしてへん時やな。
な: 東京農業大学に進学したんですよね?
吉: そうそう、カズ(藤井主文)と一緒。
な: カズともその話をしてて、モデルとかを作ってしまうとややこしくなってしまうから、全部吉原さんをモデルにしたわけではなく、言いやすいノリとか、おもろさとか、愛があるっていう感じは、どうしても入ってしまいました。
山: 長野は、お風呂で滑って怪我もしてました。それもあまり関係ないですか?
な: それはちょっと関係あるかも。確か吉原さんが三年生の時に怪我されましたよね。
吉: 練習試合でスライディングした時に、ショートのゲッツー崩しで手を怪我した。
な: 主力メンバーやったのに、吉原さんが練習参加してない時の記憶があって。二年生の春とかでしたっけ?
吉: 新チーム始まってすぐやから、謹慎明けてすぐの練習試合やったかな。
な: 河村さんから聞いてびっくりしたんですけど、吉原さんの代って試合数ほんの数試合しかなかったんですよね。謹慎明け後の6月にまた1ヵ月対外試合禁止の謹慎があったんです。真也さんが「なんで俺らばっかりやねん!」って。
吉: そうやった。夏前に試合できなくて、甲子園予選はぶっつけ本番やった。
な: 新チームになってからの記憶ってありますか? 僕は少し曖昧で…。
吉: 俺の弟(尚宏)が入ってきた頃やろ?
な: 弟さんもまたスーパースターでしたよね。足速くて、パンチ力もあって、めっちゃ良い子。僕は新チーム発足してすぐはセンターで、その後ライトになるんですけど、すごい勢いで追いかけてくるタイプやった。気遣いができるからあまり先輩と絡まない感じやったんですけど、今どうしてるんですか?
吉: 九州三菱自動車を引退してから仕事もなく結婚するってなって。たまたま真也と話してたら、「ほな明日面接しようや」って言うて、そのまま真也と同じ会社入ってん。
な: すごい! 久しぶりに会いたいですね。吉原さんが三年生の時に尚宏は一年生で。だから一応後輩になるんですよね。
吉: すごい嫌やったわ。当時はまじでPLに入ってくんなって言ってたよ。
な: 弟と接してる時は、吉原さんの中の“お兄ちゃん”がめっちゃ出てるんですよ。吉原さん自身は出さへんようにしてるんですけど、尚宏がめっちゃ「お兄ちゃんお兄ちゃん」ってするんですよね。可愛かったー(笑)。
吉: 俺、寮の飯あげてたもんな。ほんで実家帰った時に「なんでカップラーメンも食えへんねんボケ」って(笑)。弟が東に怪我させられた時(事故やけど)もカーッてなってな。
チームに入りたい。少しでも役に立つために。
吉: 最後の試合は小窪が背番号5番で、僕が11番で、で、2試合くらい小窪が出てその後に僕が出させてもらった。
な: そうだったんですね。6番って誰でしたっけ?
吉: 真也。で4番が慎吾。1番河村、2番勝、3番谷中、10番灰野、11番俺で、7番松本、8番筒井、9番首藤。
な: 僕がめっちゃ覚えてるのは、吉原さんが怪我した時、小窪に出場の機会が巡ってきた。もしかしたらレギュラーを取られるかもしれんっていう状況で、吉原さんが小窪に教えてたんです。僕はほんまにすごいなと思ったんです。小窪とも話してたんですけど、小窪は吉原さんからレギュラー奪うつもりでやってるのに、吉原さんは小窪に教えてくれる。それについて小窪が「どうして俺に教えてくれるんやろう」って。「だから頑張らなあかんし、抜かなあかん」とも。チョコレート食べながら言ってました(笑)。
吉: 覚えてないなぁ。
な: 練習中に、吉原さんがトンボをかけながら見回ってくれはるんです。その時に小窪が吉原さんに聞きに行って。怪我で焦ったりはしなかったですか。
吉: めっちゃ焦ってたと思う。だけど、部外者じゃなくて、“チーム”としてその中に入っていきたかったんだと思う。教えることによって俺も安心するみたいな。
な: 後輩として吉原さんを見た時に、比較しない人とするタイプがいるとしたら、前者やったと思うんです。でもレギュラー取られてしまうとか、嫉妬心みたいなのは人より薄いですか?
吉: 見せないだけで思ってる。俺は周りから焦ってると思われたくないタイプやから。
な: その感じがね、めちゃくちゃかっこよかったです。一番大人っぽかった。吉原さんのお父さんとお母さんの顔もはっきり覚えてます。名物お父さんでしたよね。
吉: 自分で言うのもあれやけど、おもろかったな。
な: 作中に出てくる長野のお父さんのキャラクターは、こんな感じのこと言いそうな人やったなみたいな感じで出させていただきました。
吉: よく見てんな(笑)。
な: 吉原さんのお父さんは、本当に今の吉原さんのまんまですよね。
吉: 練習試合見に来てんのに、藤田のおっさんとビール飲んで、そのまま居酒屋に行ってた。「もう試合ええわ」言うて(笑)。
な: その距離感がすごい素敵でした。
吉: ちなみに哲は、今でも連絡すれば返してくれるよ。
な: 哲からリアクション返ってくるの珍しいですね。哲はなかなか返事返さないんで。
吉: 電話して翌日くらいに返ってきて。「用があったのは昨日じゃ」言うて(笑)。
な: 小窪あるあるです(笑)。
俺たちはハズレ年?
な: 吉原さんってすごい不思議な感じなんです。真面目なのに、めちゃくちゃ豪快でやんちゃ。中学生の時は特にそうだったんですよね?
吉: ヤンキーではないよ(笑)。でも野球があったからとどまれた。周りがやんちゃやったのは事実やけど。中学三年生の時にダサさに気づいてやめた(笑)。標準が一番かっこいい。
な: 見たわけではないけど、吉原さんのその感じめちゃめちゃわかります。
吉: 何がよ(笑)。
な: 吉原さんのかっこよさはそこじゃなくて、「さりげない」ところがいいんです。出場停止、半年間の謹慎になってしまったあの状況で、不服な感じを出さなかった。僕だったらそんなふうに過ごせるかなって思っちゃうんです。いろいろあった中で、“繋ぐ係”みたいなのを、吉原さん、河村さん、真也さんがしてくれてた。だから卒業してからも、もっと好きになりました。本当にきつかったですよね。
吉: ハズレ年ってよう言われた。
な: 全然ハズレなんかじゃないですよ。対外試合禁止されてほとんど試合できひんかったのに、復活した1発目の大会で優勝してんですから。
吉: 俺のサヨナラデッドボールな(笑)。
な: 吉原さんの代でPLの連続甲子園出場記録が止まってしまったって言われがちですけど、それって出場辞退や野球部自体の大きな変化があったりいろんな要因があるのに、「弱くなった」、「変わった」みたいなことを上の先輩方に言われることが結構あったんです。それまでの歪んだ伝統もひとつのキッカケやのに、フォローしてくれる先輩が少なかったのが、個人的にはショックでした。
なんやかんやでクセを盗んでた。
な: ご結婚されたのも結構早めの記憶があるんですけど。
吉: 26歳の時。もう俺の浮気、浮気、浮気がバレて。何回か別れて結婚した。めっちゃ我慢させて申し訳なかった。
な: そうだったんですね。彼女さんの名前も覚えてますけど、吉原さんは僕のこと警戒するんです。吉原さんと彼女さんが一緒に歩いてる時にすれ違うと、僕は何も言ってないのに「なんやねんお前」って(笑)。僕は笑ってもないのに。
吉: 今ので全部わかるでしょ? 言いたいねんけど我慢してるのがわかんねん。昔からそうや。顎がクッて前に出てんねん(笑)。
な: 全部バレてたんですね。彼女さんは、着物がむっちゃ似合いそうな、髪が綺麗で清楚な雰囲気で。吉原さんが好きになりそうな方やなって思ってました。それまでだいぶ遊んでたでしょ(笑)?
吉: そうやなー。短大生とかmixiで知り合った人とか(笑)。
な: アミスターとか行ってたんですか?
吉: アミスターは高かったから行ってない。休憩が高いねん。
な: 行ってるやついたんです。「どこ行っててん」ってバレて帰ってきた時に、ホテルのサブタイトルまで言ってました。「ナイスホテルアミスター」って(笑)。
吉: 今あるのかな。
な: もうなかったです(笑)。懐かしい話してたら、吉原さんとPL歩きたくなってきました。
吉: 今厳しいもんな。
唯一気の許せる先輩。
な: PLの付き人制度って、一、二、三って続いていくんですけど、僕は間の二年生がいなくて。誰も教えてくれない時に、吉原さん、河村さん、真也さんが教えてくれた。だから、僕からの一方的な思い出があるのかもしれないです。洗濯の仕方から何から何まで全部教えてもらいました。吉原さんの下の付き人って…?
吉: カズ。
な: 「洗濯より先にまず自分のコンタクト」っていう。あいつのそういうところ全然変わってないです(笑)。こんな感じでずっと思ってても現役中はほんまにしゃべれなかったんです。ちゃんとお話しできたのは、20年ぶりどころか初めてですよね。
吉: ほんまに厳しかったからな。
な: ずっと「はい」と「いいえ」しか使ってなかったです。
吉: 会話っていう会話はほんまに初めてかもね。
な: はい。なので、「よろしく家康」のことをご報告できてよかったです。
吉: みんなに自慢できるよ。実は最近周りの声が変わってきた。「PLってやっぱきつかったん?」とか「動画投稿サイトのあれってほんまなん?」から、「あの漫画のやろ」って。
な: めっちゃ嬉しい。
吉: ほんで「実はあの漫画描いてるの1個下の後輩なんです」って言えるのが嬉しくて。すごく誇らしい。
な: 長野の歩き方も、吉原さん。
吉: あんな歩き方してへんて(笑)。
な: ふざけてやられてましたよ。めっちゃ上から指さして「お前これやっとけ」もやってました(笑)。
吉: やってたかもしらんね。
な: ほんで三年生が入ってきたら、スイッチをバチって切り替えて上がって。あの直角のおじぎ。流石に誇張しましたけどね(笑)。でもほんまに先輩の前ではクールなんです。
PLに入ってよかったと心から思う。
な: 僕はほんまにアタリ引いたと思いました。野球云々じゃなくて、かっこよくなれると思ってPLに入ったので。だから吉原さんみたいな先輩に出会えて本当によかったです。家に帰ろうとしたこともあったけど…。
吉: PLに入って本当によかったって言うんだけど、周りにはそれがあまり伝わらない。他ではできない経験をたくさんさせてもらったし、思い出もあるから、ほんまに行ってよかったと思う。
な: 大平和祈念塔を掃除してる時に吉原さんはずっとちょけ続けてくれました。ジャージしか着れないし、ボール持ったらあかんっていう状況で、みんなをなごましてくれた。ほんまに家に帰らなくてよかったです。
吉: ほんまやな。
な: 出場辞退になった時に、小窪と一緒に帰ろうとしてたんです。でも小窪が「先輩の洗濯物干さなあかんから、俺帰られへん! 出川っちょも戻ろ!」って言ってくれたから、僕も戻ったんです(笑)。
吉: お前らそんなことしてたんか(笑)。
な: ほんで、戻ったら吉原さんと谷中がグラセンしてて、それがすごくかっこよく見えたんです。だからほんまに帰らなくてよかった。無駄話多くなっちゃってすみませんでした(笑)。
吉: こちらこそありがとう。楽しかった!
文責:編集部
※本対談は2023年11月、感染対策をして取材を行いました。
※本記事は単行本『バトルスタディーズ』39巻に収録された対談記事に、未公開部分を加えた完全版です。
『バトルスタディーズ』を1話から読む!
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