天国の仕立て屋

阿部あかね

フューネラルドレス（死装束）。それは人生の最期、天国へ旅立つ時の最期の衣装。そんな死装束の仕立て屋・雪滴花。デザーナーの柳英と葬儀屋の弟・葉悦が営むその店を訪れる人々との出会いと別れの物語。人生の幕を閉じる時、人は何を望むのか？フューネラルドレス（死装束）の仕立て屋・雪滴花。デザーナーの柳英と葬儀屋の弟・葉悦が営むその店には、自殺願望の女子高生、初恋の男性との約束のウエディングドレスを依頼するおばあちゃん、人生の最期に初めてのスーツを着ようとするニューハーフなどが訪れる。