【つくってみた】縄文時代のごはんでレッツ女子会!【『彼と彼女のヒストリごはん』コミックス1巻発売企画!】

「Kiss」にて連載中の歴史好き女子×ごはん好き男子のふんわりストーリーを描いた、『彼と彼女のヒストリごはん』(真船きょうこ)。9月13日にコミックス1巻が発売となりました! 毎話、歴史ごはんをテーマに進んでいく本作ですが、なかなかマニアックな歴史ごはんが登場するんです! 今回はコミックス1巻の発売を記念して、本作に登場する歴史ごはんを漫画家・真船きょうこさんと担当編集が再現してみました! 作り方も簡単かつ、古代の情緒を楽しめる歴史ごはんをみなさんもぜひ体験してみてください!

「Kiss」にて連載中の歴史好き女子×ごはん好き男子のふんわりストーリーを描いた、『彼と彼女のヒストリごはん』(真船きょうこ)。9月13日にコミックス1巻が発売となりました! 毎話、歴史ごはんをテーマに進んでいく本作ですが、なかなかマニアックな歴史ごはんが登場するんです! 今回はコミックス1巻の発売を記念して、本作に登場する歴史ごはんを漫画家・真船きょうこさんと担当編集が再現してみました! 作り方も簡単かつ、古代の情緒を楽しめる歴史ごはんをみなさんもぜひ体験してみてください!

…真船きょうこ
デザイナーとして静岡、東京で会社勤めを経て、2010年『仏像に恋して』(KADOKAWA)で漫画家デビュー。豊富な歴史の知識と、可愛らしい絵柄で人気を集める。現在「Kiss」にて『彼と彼女のヒストリごはん』を連載中。単行本1巻、大好評発売中です!
『彼と彼女のヒストリごはん』1話はコチラから!

■歴史ごはんで女子会♪

『彼と彼女のヒストリごはん』には、約450年前に織田信長が武田軍と奮戦した徳川家康を饗した「安土御献立」や、平安時代に書かれた「源氏物語」の作者・紫式部が食べたといわれるいわし料理など、様々な歴史ごはんが登場します。

↑第1話「信長のもてなしごはん」より。トラックも冷蔵庫もない時代に超がつくほどの贅沢な献立。

↑第3話「紫式部といわし」より。このエピソードには諸説あるそうですが、平安時代からいわし料理が食べられていたという文献が残っているそうです。

そんな歴史ごはんの中から今回再現したのは、第6話のテーマとなった「縄文クッキー」! 縄文遺跡から発掘され、2000年以上も前に私達の祖先が食べていた縄文時代のごはんは、果たしてどんな味なのでしょうか! さっそく作っていきましょう!

食いしん坊男子・加藤さんもうきうきが止まりません。

オリジナル縄文クッキーレシピ

材料(5人分くらい)
※縄文時代にあったと思われる食材で再現します!

  • ドングリ粉…150g
  • むき栗…150g
  • クルミ…150g
  • 干しぶどう…40g
  • エゴマ…20g
  • ウズラの卵…10個
  • 山芋、ラード…適量
  • 塩…1g

1、栗とクルミをすりばちでつぶす

完全にすりつぶしてしまうのではなく、栗の形が若干残るくらい粗めにしておくと、歯ごたえがあって美味しいです♥

2、他の材料と混ぜる

まずはドングリ粉、干しぶどう、エゴマ、ウズラの卵、塩を入れます。よく混ざったら、山芋とラードを少しずつ加え、固さを調節します。

3、成形する

好きな形を作ります。あまり厚くなりすぎると、熱が通りにくくなるので注意。 主人公のさよちゃんは漫画内で、土偶と勾玉を作りました。真船きょうこさんと担当もチャレンジしています。

4、180度のオーブンで20分焼きます。

こんがりと色が変わり、火が通ったら完成です!

 

〜番外編 本当の縄文時代には〜

縄文時代には当然、ドングリ粉はありません。ドングリを拾って、何度もアク抜きを繰り返して食べられるまで加工していました。

①近所の公園で拾ってきました。

②殻が固いのでペンチを使いました。

③アク抜きをしていきます。

④ぐつぐつ…。煮汁が赤茶色に!

⑤私たちも3回アク抜きしましたが…食べられなさそうだったので断念…。

スープ

猪肉

縄文時代の歴史ごはん、完成♪

スープや猪肉の焼き肉、山ぶどうから作られたワインも用意して縄文時代の食卓を再現!

素材の味がそのままに楽しめる縄文料理。古代に思いを馳せる夕食はいかがですか?

 

真船きょうこさんからコメントが到着!

編集さんとアシスタントさんとワイワイ楽しく作りました。縄文時代の女性たちもコミュニケーションを取りながら家事をしてたのでしょうか。
クッキーはナッツバーのような味で噛むたびに旨味が広がります。スープも猪肉もとても美味しく豪華な縄文の食卓になりました。

彼と彼女のヒストリごはん(1)

歴史好き女子×ごはん好き男子のふんわりストーリー!
福島紗代(27歳)はスイッチが入ると語りが止まらない歴女。普段はそのスイッチは隠しているけれど、社の飲み会で出会った2歳年下の男の子・加藤さんと会うとなぜだか歴史話が止まらない。歴史上の人物たちと食べ物にまつわる話を交えながら、2人の恋はゆっくりと進んでいく…!

参考文献
・鳥飼新市 著・次山信男 監修 『発見!体験!日本の食事1 ドングリクッキー 縄文時代の食事を体験しよう』 ポプラ社 2002年
・竹内由紀子 監修 『日本の「食」とくらし3 時代ごとに調査しよう―縄文クッキー、おにぎり、カステラ』 学習研究社 2003年