市川春子(宝石の国)、漆原友紀(蟲師)、木尾士目(げんしけん)、桜井画門(亜人)、沙村広明(無限の住人)、弐瓶勉(シドニアの騎士)、ひぐちアサ(おおきく振りかぶって)真鍋昌平(スマグラー)…………
べつに私が好きな漫画を挙げているワケではありません。
上記の漫画家たちは(敬称略で五十音順です、失礼いたしました)、
皆さんアフタヌーン四季賞を受賞してスターダムを上っていった面々です。
スゴイですね。
アフタヌーン編集部より声高らかに、こんにちは!
私は「四季賞事務局」のキタジマと申します。
写真撮影があると聞いていたので自意識過剰気味にサングラス姿で
来ましたが、年下の女性社員にスマホで雑に撮られたダケでした。
さて漫画家志望の皆さん。さっそくですが、
艱難辛苦の果てに描き上げたその原稿、
どこに投稿してみましょうか?
世の中には星の数ほど漫画雑誌やWEB媒体がありまして、
それぞれに新人賞を行っています。
要は選択肢がスゴク多い、と。
で、皆さんの立場になって考えると、
賞の売り文句ってドコも似たり寄ったりじゃないですか?
「受賞者には担当がつきます」
「大賞を必ず選出します」
「講評をつけて原稿返却します」
「改稿しだいで掲載に至ります」
身も蓋もないことを言いますが、
これで心ときめく新人さんって、いないと思うんですよ。
無理やりパチンコ屋に置き換えてみましょう。
「休憩所がキレイです」
「従業員がいつも笑顔です」
「託児所を完備してます」
「雨の日は来店ポイント2倍」
そりゃあ清潔さや利便性は大事ですが、
実際に客が集まるのは「出してる店」=勝てる店ですよね。
出玉以上のサービスなんて無いんですから。
写真は新人賞とは何ら関係ございません。
無理やり新人賞に置き換え直すと、
皆さんも「出してる雑誌」を選ぶべきかと。
何を出してるかというと「連載作家を」です。
もっと言うと「売れっ子を」。
アフタヌーンは30年前の創刊以来、
自前の作家さん=四季賞受賞者の成長を促進し、
支えてきてもらいました。
それを証明しています。
最新号には36本の漫画作品が掲載されていますが、
うち20本は四季賞受賞者の手による作品です。
冒頭に挙げた市川春子さん、漆原友紀さん、木尾士目さん、桜井画門さん、
沙村広明さん、弐瓶勉さん、ひぐちアサさん、真鍋昌平さんらに続きたい方々、
ぜひアフタヌーンにご投稿ください。
雑誌によっては最もスタンダードな賞(月間賞・月例賞など)に加えて、
よりランクが上の賞や、原作orネームも受け付ける賞などを主催していますが、私どもアフタヌーンは直球一本勝負。持ち球はストレートのみ。
すなわち四季賞です。これ以外は有りません。
選択肢が一つなのだからツベコベ悩む必要ナシ。
悩む前に四季賞へ、悩んだら四季賞へ、です。
さて、応募要項はこちらを参照していただくとして、
四季賞のウリを抜粋してみましょう。
①ページ数無制限
②プロ・アマ不問
③必ず大賞(を含む上位三賞)を選出
④上位三賞は必ず雑誌掲載
⑤選考委員が一流
ほら、
①②でまず「間口の広さ」が分かりますし、
③④で掲載に至る可能性の高さが分かります。
⑤は、どうせ投稿するのなら、
その道のプロ中のプロに審査してほしいじゃないですか。
現在の選考委員の顔ぶれは幸村誠さん、萩尾望都さん、藤島康介さん、
そして2018年・春のコンテストからは超大物が新たに加わります。
漫画界の被リスペクト1位(推定)で、しかも現役バリバリのお方です。
沙村広明さんです。
一部の編集者の間では
「漫画は天才的だが筆が遅い」
「発想は超一流だが無精者」
「表現は超人級だが肉ばかり食いたがる」
などと言われている(私は言っていません)あの沙村さんが!
キュートで重い腰を上げ、選考委員となります!
ちなみに沙村さんは1993年に『無限の住人』で四季大賞を受賞しているので
ものすごい出世されての里帰り、ですね。
「てかオレ、むげにん以上のモノ描けるしぃ」
なんて思っているアナタ、ぜひ四季賞へご投稿ください。
沙村さんは、そういう大言壮語ボーイ(&ガール)が大好きです。
さて、そろそろお別れの時間です。
繰り返しになりますが、
「デビューしたい」「漫画でメシを食いたい」という方々は
ただちにアフタヌーン四季賞までご投稿ください。
お待ちしております!